Toppageへ
 No.677

三輪 薫(みわ かおる)


No.677 『創る』/9月の写真展 2019/9/13

今月には僕が関わった写真展が3つ開催されます。今日から富士フォトサロン銀座で、ハッセルブラッドフォトクラブジャパンの第26回フォトコンテスト作品展が19日(木)まで開催されます。僕はこのフォトコンテストの審査を担当していて、大半の作品が日本の自然風景で、多くがフイルムで撮っています。画面がスクウェアによるハッセルブラッドならではの表現はどこかお洒落に見えますね。
20日(金)からは銀座写真弘社のギャラリー・アートグラフで「わの会」会員でもある永田京子さんと大学生のお孫さん(風間達至さん)の二人展「Promenade」が始まります。永田さんはこの会場で5年前に「樹々として〜」と題した日本の自然風景による個展を開催されています。今回は永田さんの作品のみ監修していますが、本人の希望もあり水ものや草花をメインに選んでいて、半切・全紙・全倍の17点展示し、プリントは画材紙と伊勢和紙をメインに使い分けています。お孫さんの作品は半切で8点展示し、全てラムダ出力による銀塩カラーペーパーでの作品です。永田さんの影響なのか日本の自然風景や花もありますが、都市風景、心象風景的な作品もあり、様様な被写体に興味を抱き、作品創りにチャレンジする姿勢を感じます。共に会期中は休館日なしです。

28日(日)からは三重県伊勢市の大豐和紙工業株式会社内にある伊勢和紙ギャラリーで、伊勢和紙プリントの会の第6回作品展が、来月27日(日)まで開催されます。初日と最終日の日曜日は開館しますが、他の日曜日は休館です。伊勢和紙プリントの会作品展の監修は初回から担当していますが、今回も半切額装から最大2,000mmx860mmのロール紙による吊り作品まであり、70名ほどのメンバーの中で31名が参加し、51点展示します。僕が東京で開催した伊勢和紙を使った個展は毎回この伊勢和紙ギャラリーでも巡回展を開催していて、会期中伊勢に滞在している間に出品されるメンバー個別に作画アドバイスをしたり、作品セレクトや展示構成をしています。作品内容も毎回バラエティーに富んでいて、何より表現レベルが高く、個性豊かな作品に驚かされます。いつの日か、東京などでも開催されることを願っています。

これらの3つの写真展の詳細は「わの会」ホームページに掲載しています。
「わの会」 http://wanokai.main.jp

戻る