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 No.697

三輪 薫(みわ かおる)


No.697 フォトワークショップ「風」写真展 2021/4/17

四ッ谷のポートレートギャラリーで15日から21日まで僕が主宰するフォトワークショップ「風」の写真展を開催しています。フォトワークショップ「風」は、2000年7月に作品創りの更なる向上を目指す同じ志を抱いた「わの会」会員が集まって発足し、研鑽を積み上げています。発足後2年半の2003年1月に銀座鳩居堂ビル6階にあった京セラ・コンタックスサロン銀座で第1回目の写真展を開催し、以後2年毎に開催してきました。この写真展は5回目からポートレートギャラリーで開催し続け、早いもので10回目を迎えました。皆さま方にご覧頂くのは大変嬉しく、出品者としても同じ会場でお互いの作品を眺め、ご来場の方々と語り合うのも楽しみのひとつになっています。
フォトワークショップ「風」は、奇数月にマンツーマン形式での研究会を開催し、終了後には懇親会も行いメンバー相互の親睦を図っています。撮影会も毎年2〜3泊で行い、撮影三昧の日々を送っています。普段の作品創りは個人的なものですが、たまには同じ志を抱く仲間と一緒に撮影し、じっくり語り合うのも楽しいものです。同じ場所で撮ったお互いの作品をさらけ出し、眺め合うことで各自の視点や作風の違いを確認でき、得るものも実に多く、大きな刺激になるのが撮影会のいい点でしょう。しかし、昨年からのコロナ禍で撮影ツアーは行えず、研究会も時には通信添削に変更せざるを得ないこともあり、お互い直接会えないことがあるのが残念です。
最終作品はプリントと考えています。デジタル時代の今、新たな作品創りには多様なメディア(用紙)を活用することも大切なことだと思っています。今回もデジタル撮影とフィルム撮影共に、ラムダ出力による銀塩ペーパー、インクジェットプリンターで和紙や画材紙などを使い分けています。特に和紙や画材紙などの作品は印刷やモニターの画面で眺めるのと写真展会場で直接見るのとでは雲泥の差があります。全倍4点を含め、全紙、半切と合計41点展示していて、大半が和紙と画材紙の作品です。是非会場にてご覧いただきたく、この写真展を見てデジタル時代ならではのプリントの魅力と表現を感じていただければ幸いです。


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