三輪 薫(みわ かおる)
No.740 「わの会」第27回『集いの会』を終えて 2024/10/26
「わの会」は1998年の10月末に乗鞍高原で開催した『集いの会』で発足し、今回の開催は27回目となりました。発足してまる26年経ったわけです。振り返ってみるとあっという間のような気がします。今年の『集いの会』は魅力のある撮影地が多い志賀高原で開催しましたが、2008年と2016年に続いて3回目で、今回は55名と多くのご参加を得て楽しく過ごすことができました。嬉しいことです。「わの会」の会員数は全盛期に比べると1/3ほどの150人くらいになっていますが、このように多く参加いただけるのは撮影だけではなく、お互い久しぶりに...more
No.739 小津ギャラリーでの写真展 2024/9/27
30日から日本橋の小津ギャラリーで伊勢和紙による三輪薫写真展「風の香り-2」と主宰しているフォトワークショップ「風」のメンバーによる写真展を開催します。小津ギャラリーでの伊勢和紙による写真展は、今回で9回目になります。このギャラリーは多くの写真展ギャラリーとは違って壁面は真っ白で、会場全体がとても明るく、僕好みの会場です。写真展のギャラリーが何故か暗いところが多いのが不思議です。美術館の壁面や天井が黒っぽいところは少なく、多くが白っぽいのではないでしょうか。...more
No.738 猛暑 2024/8/28
後期高齢者となっている現在、今年の夏の暑さにはへきへきとし、参っています。何だか年々気温も上がり続けているようで、自分の加齢と合わせると猛暑、酷暑という言葉しか思い浮かばないくらいになってきて、この先どうなるのやらととても心配です。
関ヶ原の実家の母屋は二十歳頃に建て替えるまでは茅葺き屋根で、分厚い茅で太陽熱が遮断されるのか、開け放った部屋では現在のような蒸し暑さを感じたことがなかったように記憶しています。もちろん、エアコンなどありません。田舎のことで敷地も広く、...more
No.737 月刊フォトコン、月例作品審査-2 2024/7/25
今年度の月刊フォトコンの月例「ネイチャーフォトの部」の審査が22日で最終となりました。3人の交代で行っていて、僕の担当は1月号、4月号、7月号、10月号です。最初の総評で、応募作品の多くが作品内容や表現にかかわらずかなり濃いめに仕上げていて、プリント用紙もほぼ全部と言っていいくらいに写真用紙でした。そのことを指摘したこともあってか、4回目の最後の応募作品は、かなり表現内容に沿ったと判断できるくらいの濃度で仕上げたものが多くあり、用紙も和紙やマット紙、画材紙なども増えてきました。...more
No.736 「風の香り」展-V 2024/6/16
4月26日から品川のキヤノンマーケティングジャパン本社ビル1階にあるキヤノンギャラリーSで始まった伊勢和紙による三輪薫写真展「風の香り」は無事終えることが出来ました。この会場での写真展は企画展のため、もう二度と開催のチャンスはないと思いますが、和紙での個展として20回目の開催で、カメラ誌のCAPAで長年お付き合いのある編集の方が「三輪さんにとって集大成となる写真展だとも言える」と書いて下さいましたが、2003年に和紙プリントによる初めての個展を開催し、ほぼ毎年のように開催し続けてきた今回の個展は、まさに現在の...more
No.735 「風の香り」展-U 2024/5/22
4月26日から品川のキヤノンマーケティングジャパン本社ビル1階にあるキヤノンギャラリーSで始まった伊勢和紙による三輪薫写真展「風の香り」は、18日(土)に開催のトークイベントも無事終えて中日を迎えました。今回の個展、作品がキヤノンフォトクラブの会報誌「キヤノンフォトサークル」に8ページ、カメラ誌の月刊フォトコンに7ページ掲載され、学研CAPAには写真展紹介で作品掲載と共に1ページ掲載していただいたこともあってか、岡山県、関西圏、中部圏、茨城県、福島県などから次々とご来場いただきました。掲載作品や記事を読み、どうしても...more
No.734 「風の香り」展 2024/4/24
26日から品川のキヤノン本社ビル1FにあるキヤノンギャラリーSで伊勢和紙による三輪薫写真展「風の香り」を開催します。長年撮り続けている日本の自然風景の作品です。このギャラリーはキヤノン本社による企画展のみ開催しており、僕の作風からしてこの会場での個展はないと思っていました。しかし、昨年7月上旬に突然写真展開催の打診の連絡をいただき、折角のチャンスですからありがたくお受けすることにしました。丁度、長年伊勢和紙の中北喜得さんに...more
No.733 手漉き伊勢和紙五八判 2024/3/29
長年の念願だった手漉きの伊勢和紙五八判(1500mm×2400mm)が、今月中旬に漉き始められました。伊勢和紙のこれまでの最大サイズは四八判(1100mm×2400mm)で、比率が1:2よりも細長く、小型カメラの画面比率2:3のフル画面でプリントすると左右の余白がかなり多くなり、どうしても上下を少しカットせざるを得ませんでした。フィルム撮影時代から大判プリントによる個展を何度も開催してきて、半切や全紙などの小さなサイズでは...more
No.732 花粉症 2024/2/23
昨年の12月上旬、目がしかしかし、むず痒くなって我慢できず、とりあえずにと薬局で目薬を買ってしのぎ、現在緑内障予防の定期検診で通っている近所に越してきた総合病院の眼科に行って診てもらったところ「花粉症ですね」と言われてしまいました。杉花粉が舞う中での撮影でも何ともなく過ぎてきた僕には花粉症とは無縁だと思っていました。鼻が詰まってぐすぐすしても慢性鼻炎のせいだと思っていましたので、ちょっとショックでした。治療用の...more
No.731 月刊フォトコン、月例作品審査 2024/1/23
昨年の8月初めに、月刊フォトコンの編集長からメールがあり、「紅葉の表現力についての特集」10数ページをお願いできないかとのことでした。フォトコン誌でこのようなハウツーものの記事を書くのは2010年1月号以来のことで、近年カメラ誌に登城するのは個展開催時に作品を掲載していただくこと以外は全くと言っていいほどなく、ビックリの連絡でした。結果的には15ページの特集になり、表紙も担当することになりました。また、下旬には、次年度の...more