ご挨拶
「わの会」第9回写真展
全国組織の「わの会」は写真が好きで“人の環(和)”を大切にする人達が集って1998年10月に発足し、現在19年目に入っています。写真展は発足後2年目に1回展を開催し、以後偶数年に開催し続け、今回9回目を迎えました。カメラ機材や撮影分野も様々ですが、作品創りの向上を目指す活動も活発に行っています。現在9人の世話人の方々により運営されていて、長年楽しく過ごさせていただくのは大変嬉しいことです。
今回の写真展は北海道から広島県までの64名が出品し、フィルム撮影はデジタル全盛で減りつつありますが12点あります。今回から自家処理の銀塩プリント1点を除き全てデジタルプリントで仕上げています。用紙も作品内容に合わせて選んでいて、銀塩カラーペーパーを使うラムダ出力、インクジェットプリンターによる画材紙やマット紙、和紙など多様な用紙を活用し、自家処理プリントにも13名が挑戦しています。表現の魅力を十分感じていただける写真展になったと思っています。
今後も会員の方々と一緒に、人生の楽しみを分かち合いながら写真にかかわり、作品の発表の場である写真展も続けて行きたいと思っています。この会場での写真展は4回目ですが、会員にとっても作品発表の場が得られることはとても嬉しく、大変感謝しております。
主宰 三輪薫
「わの会」は19年前に三輪主宰のお人柄と作品が好きな人達が集まってできました。1泊2日の『集いの会』を毎年1回開催し、今年は長野県の志賀高原に全国から65名が集まり、撮影や夜の懇親会、主宰セミナーと楽しく過ごしました。作品添削講評教室や宿泊撮影会も行っています。
写真展は作品発表の大切な場で、主宰の監修によりご来場の皆様にも楽しんでいただける作品が展示できたと感謝しております。各自20点の候補作品から選ばれ、テストプリントへのきめ細かな本番プリント指示、本番プリントチェックから会場構成に至るまで十二分の心配りで、お互いの作品が引き立てあい、素晴らしい展示効果をあげていると思います。
ごゆっくり見ていただき、ご批評などいただけましたら幸甚に存じます。ご来場の皆さまの中からも私たちの仲間が増え、人の環が大きくなることを願っております。
2016年12月 事務局 宇野雅夫 出品者一同