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 No.15

三輪 薫(みわ かおる)


No.15 『生きること』 2001/1/23

僕は華奢な割には意外と体力があるようだ。時間の使い方が下手で、ここ5年ほどは年中無休の有様を楽しみ、自宅にいる時は夜明け近くまで書斎と倉庫と化した暗室にいることが多い。睡眠不足が趣味?のようになってしまっているが、ここ数年来ダウンしたことがない。しかし、割と時間にゆとりがあった頃は、年に一度くらい疲れがドット押しかけてきたように、数日から1週間ほど寝込んでいたこともある。不思議と言えば不思議。

先日出掛けに永く親しくお付き合いしていた秋田の方の訃報が舞い込んだ。その家に泊まって一緒に撮影したり、上京された折には娘の受験勉強の指導を受けたり(進学塾の経営者で先生)していた写真愛好家の方で、68歳の若さだった。名古屋にも写真学校時代から可愛がってくれた恩人がいて、この人も同年齢で、数年前親父が死んだ1年後に癌で亡くなった。父亡なき後は、父のように慕って付き合っていた。共に元気を絵に描いたような方だったが、人の寿命とは計り知れないもの。そのような僕にとって大切な人達が、少しずつこの世からいなくなることは、とても淋しい。元気が一番!。

人生、楽しく過ごすためにも元気でいる事が全てだと思う。僕は不健康そのものの生活振りが続いているが、50歳を少し過ぎた今、もっと将来の自分の姿を考えなければとも感じている。が、ついつい、ふしだらな生活を続けてしまう。21世紀に突入した今、10年、20年先を視野に入れて過ごさなければならないと、つくずく感じている。

他の人から見れば体力がダントツ上に見えてもダウンすることもあるようで、人は見かけにはよらない!。(現実には他人の心配をするよりも、自分のことに気をつけてほしい人が多いようで、僕も同様かも知れないけれどネ)

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