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 No.39

三輪 薫(みわ かおる)


No.39 『生きること』/人の出会いは楽しみ 2001/7/26

人生、何が嬉しく幸せかと言ったら、「人との出会い」だろう。一生の間に出会う人の数は、平均数千人とか。講師業を務めていると、実に多くの方々との出会いがある。まさに講師冥利に尽きることなのだと実感している。

「わの会」の会員数は昨年度末が400人を越え、4月に新年度を迎えた現在350人を越えている。この様子なら年度末には随分多くの人が集うことになりそうだ。益々『人の環』が広がっている。嬉しく、楽しいことだ。このような会を利用して人生を楽しく、豊に過ごしたいもの。
 インターネット全盛の今日だが、直接には顔が見えないだけに、パソコンでの出会いには一抹の淋しさは付き物である。しかし、何かのきっかけでお会いすることもあり、思わぬ人との広がりも期待できそうである。

インターネットの利点は、顔を合わせると言い辛いことも、言えない人でも何となく書けてしまうことだ。一方では、画面を見ながらなので、本心を見せない(見せずに済む)、時には無責任な発言、といった事もあるように聞いている。そうなれば益々寂しくなる。Eメールは真夜中でも、出先でも確実に用件を伝えられる。確かに便利だが、今までのような暖かな生の声を聞き、お互いの気持ちを声で確認しながら応答が出来ない(放棄した)マイナス面もある。ワープロでの手紙は書体に関わらず読み間違いがないが、直筆に比べ人間性が伝わりにくいのと同じである。
 僕はこう見えても、いまだに人見知りはする。利点を生かしながら、活用してゆきたいと期待している。

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