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 No.100

三輪 薫(みわ かおる)


No.100 『写す』/人生を楽しむ写真 2002/2/28

余暇の時代、特に戦後の荒波の中で仕事仕事と追いまくられ、一途に生きてきた世代には、趣味を持たない、持てなかった方々が多い気がする。写真教室や写真愛好家のクラブなどには、このような方も結構いるようだ。趣味として入りやすく、気軽に楽しむことが出来る分野であるからだろう。

しかも、ネイチャーフォトでは、野山を歩いたり、旅に出て温泉を楽しんだり、その土地土地の郷土料理や地酒にも出会う喜びも待っている。観光で行く旅行もよいが、自然を撮りに行くと朝夕の素晴らしい風景とも出会う。観光旅行では日出日入などの時間は宿で過ごすことが多くなり、四季折々このような至福の時は少ないだろう。

写真教室やクラブに入ると新しい仲間が出来る。これも嬉しい。歳と共に友が少なくなるのが普通だが、逆に多くなるのが趣味の世界である。何と言っても「人との出会い」が最高である。人生、一生の内に出会い、お付き合いできる人数はたかが数千人だとか。この世にはもっともっと多くの人が生き、身近にも住んでいるのに、以外と少ないのだ。だからと言うわけではないが、年齢、立場を超えて裸でお付き合いが出来る趣味の世界は嬉しい。「わの会」は、人との出会いを楽しむ会である。僕も嬉しくお付き合いさせて頂いている。

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