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 No.105

三輪 薫(みわ かおる)


No.105 『写す』/個性溢れる作品 2002/3/20

今年から来年にかけて、フォトワークショップ「風」と「昴」のメンバー3人の個展開催が決定している。5月開催の黒田一郎さん、6月の岩崎ひろ子さん、来年3月の森田治男さんだ。それぞれに個性豊かな作風の作品でレベルも高く、熱心で真摯な気持ちで作品を創っている。このワークショップは、記録性を越えたその人なりの表現世界の探求を目指している。共に発足してから2年足らずだが、僕が期待したよりも早く個展開催が実現した。これらの作品は、派手さや、ぱっと見たときのインパクトは少ないかもしれない。僕が目指す「じわじわと、作品の奥底から感動や印象が湧き出してくる表現と描写」の作品だと思っている。

勿論、これらの個展開催を次へのステップに結び付けてくれれば僕も本望で、1回や2回の個展開催で満足してはいけないとも伝えている。増してや、慢心は禁物だ。向上心あってこそ作者の個性溢れる作品が出来、徐々に自分自身も見えてくるものだと思う。

来年以降も続々と、これらのワークショップから新鮮な感動を伝えられる写真展が東京を主体に開催されることを願っている。本人達よりも、僕のほうが楽しみにしているかもしれない。請う、ご期待。

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