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 No.120

三輪 薫(みわ かおる)


No.120 『自然』/屋久島ツアー 2002/6/25

21〜23日に「わの会」会員がメンバーのフォトワークショップ「風」のツアーで屋久島に行って来た。久しぶりに訪れる屋久島のため僕は20日に行き、ロケハン。一足先に行ったのだが、21日に14名の皆さんが鹿児島空港で乗り継いで屋久島上空に着いた時には豪雨で、結局鹿児島空港へ後戻り。次の便も、その次の便も欠航となり、急遽高速船「トッピー」に切り替え、夕方にやっと到着した。

レンタカーで雨が止んだ夕景の撮影場所へ行き、曇り日で青の世界となった日没の岩礁の海を撮影。22日も時には豪雨だったが、屋久島独特の岩に覆われた海岸線、大川の滝、千尋滝、中間のガジュマルなどを撮影。水量が増えた大川の滝は今までに見たことのない実に勇壮な姿を現していた。豪雨の中での撮影は大変だったが、上がりは期待感で一杯である。日没頃には太陽も顔を出してくれ、淡いながらもオレンジ色に染まった夕景を撮れた。23日は星も見える晴天となり、早朝撮影では朝日や素敵な表情の雲も出た。朝食後、白谷雲水峡の撮影を終えて帰京した。今回も僕のツアーらしく全天候型になったが、やはり屋久島は何度訪れても雨が似合う所だと思う。

今回のツアーは初っぱなからハプニングが起きたが、現地にいた僕と旅行社と引率のリーダーである事務局長の森田さんと連絡を取り合い、無事皆さんが屋久島に到着できたのは幸いだった。結果的には最終便が出たのだが、船に切り替えた判断は間違っていなかったと思っている。同じ日程で屋久島に来たグループがあり、撮影地で会った時「僕らは最終便で来られた」と自慢げに言っていた。しかし、もし出なかったら鹿児島泊まりだった。豪雨の割には海は穏やかだったので、船に切り替えて確実な屋久島到着を選んだ判断は間違っていなかったと思っている。

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