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 No.90

三輪 薫(みわ かおる)


No.90 『生きること』/「世界がもし100人だったら・・・」の物語 2002/1/15

先日新年のEメールで「世界がもし100人だったら・・・」の物語を、知人から2002年幕明けのお祝いに転送してきた。この世に生きる者として、改めて考えさせられることが多い話しだった。送ってくれた知人同様、僕もこの物語を、すべての人と僕自身に「2002年の贈る言葉」にしたいと思っている。これは、他のメーリングリストにも流れていて、かなり前から話題になっているそうだ。すでに、ご存じかもしれないが・・・・。

アメリカの誰かが書いたメールを読んで感動した人が、自分の友人・知人に転送して拡がっているとのこと。日本では本にまでなっており、1月7日付けの産経新聞の書評にも掲載されているのこと。(マガジンハウスから出版)
下記のインターネットアドレスでも、紹介している。
http://www.magazine.co.jp/regulars/books/


◆◆◆◆◆世界がもし100人の村だったら◆◆◆◆◆

もしも、今日がついていない一日だと感じたあなたも、これを読んだら現実が違って見えるかも。もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。

その村には・・・・・
57人のアジア人、21人のヨーロッパ人、14人の南北アメリカ人、8人のアフリカ人がいます。52人が女性です。48人が男性です。70人が有色人種で、30人が白人。70人がキリスト教徒以外の人たちで、30人がキリスト教徒。89人が異性愛者で、11人が同性愛者。6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍。80人は標準以下の居住環境に住み、70人は文字が読めません。50人は栄養失調に苦しみ、一人が瀕死の状態にあり、ひとりは今、生まれようとしています。ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け、そして、一人だけがコンピューターを所有しています。もしこのように縮小された全体図から私たちの世界を見るなら、相手をあるがままに受け容れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう現実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです。また、こんな視点からも考えてみましょう。

もし、あなたが今朝、目覚めたとき、健康だなと感じることができたなら・・・あなたは今週生き残ることができないであろう100万人の人より恵まれています。

もし、あなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、あるいは飢えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・世界の5億人の人たちより恵まれています。

もし、あなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに、ミサに行くことができるなら・・・世界の30億人の人たちより恵まれています。

もし、冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があるなら・・・あなたはこの世界の75%の人より裕福です。

もし、銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭の入った入れ物があるなら・・・あなたはこの世界の中でも最も裕福な上位8%のうちの一人です。

もし、あなたの両親が共に健在でそして二人がまだ一緒なら・・・それはとても稀なこと。

もし、このメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間、2倍の祝福を受けるでしょう。なぜならあなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、その上、あなたは全く文字の読めない世界中の20億人の人々よりずっと恵まれているからです。

昔の人がこう言いました。
わが身から出づるものは、いづれわが身に帰らんと、お金に執着することなく、喜んで働きましょう。

かつて一度も傷ついたことがないかのごとく、人を愛しましょう。
誰も見ていないかのごとく、自由に踊りましょう。
誰も聞いていないかのごとく、伸びやかに歌いましょう。

あたかもここが地上の天国であるかのように、生きていきましょう。
このメッセージを人に伝えてください。そしてその人一日を照らしてください。
    (アメリカの友人からのメッセージ) <作者不詳>

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