No.99　『写す』／健康を維持するネイチャーフォト　2002/2/25

「焦らず、急げ」の項で紹介の黒田さんは、自然写真を撮る前は胃腸が弱く今ほど元気ではなかったと言う。だから健康維持のため水戸市の自宅近くの「偕楽園公園」を奥さんと毎日のように早朝散歩していると言う。散歩しながら撮り続けた作品は、昨年秋に地元の水戸市での個展で発表し、今年５月には有楽町でも開催することになった。

写真愛好家の撮影分野ではネイチャーが多くなっている昨今だが、写真を撮る楽しみ以外でも貢献度が高い結果となっている。自然溢れた所では空気もきれいで、歩くことも多くなる。健康そのものの生き方に結びついていると言っても過言ではない。ネイチャーを撮っている黒田さんのように、ご年配でも僕等よりも丈夫と思われる方が増えている。筋力が増すと病気にもかからなくなり、医療費も減少するとか。今、赤字の保険料にも貢献しているから、元気なことは世の中にとっても嬉しいことである。元気で健康な身体であるからこそ、素晴らしい風景に出会った時には感動も大きく、その結果素晴らしい作品創りにも結びつく。黒田さんとは撮影会やツアーで度々ご一緒しているが、「最高！、最高！」と叫び喜びながら、その時々の感動をフィルムに収め続けている。素直に感動しながら撮った作品は、見る人の心を打つ。人生楽しく元気に生きるためには、自然写真と親しむのもよいだろう。