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 No.158

三輪 薫(みわ かおる)


No.158 『生きる』/ひとりごと 2003/1/1

この「ひとりごと」も、いつの間にか2年が過ぎ、160回に近くなってきた。勝手気ままに書いてきたのだが、こんなに永く続く、続けるとは思っても見なかった。生存中は他人に読まれることがない日記と違って、人の目に触れる文章だからだ。しかし、色々な人から「読んでますよ」とか、「楽しみにしているんですよ」などと言われることも多くなってきた。そのせいだろうか、「ひとりごと」と言うよりも、メッセージ的なものになってきたかも知れない。

しかし、様々なことを書き続け、自分でも読み返して見ると、その当時の自分自身が文字で記録されていることに気付く。僕の最近の作品は、自分の心の記録と思って撮ることが多くなっている。文章も同じ。書き手側の記録である。写真で記録できない部分を、文章で書き残すことも出来るかも知れない。また、書くことは自己確認をきちんと出来ることでもあると思っている。僕の思考は、唯一、話し、書くことが出来る日本語で行っている。だから、日本語の文字を連ねて書くことは、その思考をはっきりと自分自身で確認する作業でもある。日記とは違った視点での自己記録を、これからも続けて行きたい。さて、どこまで永く書き続けることが出来るか、僕も楽しみにしている。

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