Toppageへ
 No.241

三輪 薫(みわ かおる)


No.241 『車』/飽きの来ない車のデザインと実用性 2004/10/4

我が家の車は撮影用のワンボックスカーと、日常に多用しているステーションワゴンがあるが、10年目と9年目を迎えている。そろそろ買い換えも必要かとディーラー巡りもするが、フィット感が得られる車が見つからず、あっても高額すぎて購入には至っていない。

車を実用価値のある道具として考えると、意外や選択の余地が狭いように感じる。勿論、予算を考えなければ別であるが、長年の使用に耐えるメカニカルカメラと違って、長く乗ることが出来ても10数年がいいところであるからだ。そのために数百万円も出すことは大変だが、車は道具であり、乗る人の命を守り、敏感に動いてくれるからこそ様々な事故も防ぐことが出来ると考えると、少々背伸びしても道具としての完成度が高い車を買うことがベストと思っている。

昨年知人が事故に遭い、良質な造りの車のお陰で怪我もなく済んだそうだ。相手が運転ミスの、華奢な車なら大怪我だったかも知れない事故だったそうだ。そう言えば、数十年も以前のことだが、冬の雪道で玉突き衝突の事故を経験した人がいた。普通なら最もひどい被害を受けていた車の位置だったそうだが、逆に最も軽く済んで現場検証の警察官が驚いていたという。その車はボルボ。現在でも安全性に関しても、世界有数の車である。

巷にある道具のよいものは大半がデザインも美しい。車も同じと思っている。長く乗るには飽きの来ないデザインや自分好みの色などが必要で、一時の感触では決められないものである。

戻る