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 No.270

三輪 薫(みわ かおる)


No.270 『車』/撮影の道具として乗りたい車 2005/7/31

僕が触手を伸ばしてきた撮影用の車は、宿で泊まらなくても済み、林道などでも走行できる小型1ボックスカーを改造したキャンピングカーである。初代のデリカ4WD/4ナンバー車は改造の専門ショップに依頼して8ナンバーを取得し、後には撮影で使い勝手がよいように自分なりに改造して9年ほど乗っていた。

その後乗り換えたデリカスペースギアは、改造している時間がないままに11年めを迎えた。この車は7人乗りで後席のイスは平坦にはならず、前車のフルフラットのベッドに慣れてしまった僕には寝泊まりするには辛く、宿で泊まるようになってしまった。しかし、この車は初代デリカ4WDの改造車と違って馬力もあり、鉄板にも防錆処理がされているのか、雨ざらしの車庫にもかかわらず錆もほとんど出ていなく綺麗である。エンジンも快調であるがジーゼルで、この車は来年の1月一杯で神奈川県では乗れなくなってしまう。

伊勢和紙によるデジタルプリント展「風色-II」の巡回展として、昨年4月に梅田のキヤノンサロンでも開催したが、見てくれた兵庫県の方からメールが届いた。その時の会場には僕がいたのだが、他の方と話していて声を掛けないままに会場を後にし、作品のことが気になってメールを出したとのことだった。この方のHPにキャンピングカーの項目があり、僕が憧れ続けたフォルクスワーゲンの1ボックスカーを改造した車だと知った。以来、この車に関して、いろいろ教えて頂いたり、ショップの紹介を受けたりして、車のことや写真に関してのメル友としてお付き合いが続いている。このキャンピングカーに関しては、いまや僕の師匠でもあり、メールでの細かな質問にも親切丁寧な回答やアドバイスを頂いている。

梅田キヤノンサロンでお会いしていても言葉を交わしていないため記憶はなかったが、5月の伊勢和紙ギャラリー開館記念展に来ていただき、憧れのキャンピングカーも目の当たりにすることができた。

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