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 No.322

三輪 薫(みわ かおる)


No.322 『写す』/EOS 5D 新機種の発売は間近か 2007/1/20

2001年にEOS D30 が発売されて以来、毎年のように新製品が出て、高級機を除き大半の機種を買い続けてきた。デジタルカメラも日進月歩だから新製品が次々と発売になるのは当たり前で、使う立場ではクオリティーが高くなったカメラを歓迎する。しかし、経済的な負担を感じる人も多いだろう。

僕は体力的にも、小型カメラは小型カメラらしく軽量コンパクトが嬉しい。小型カメラから8×10インチ判まで愛用しているため、中判カメラよりも遙かに大きく重い小型カメラは敬遠してしまう。数年前にはフィルムカメラの EOS の全てのボディーから電池パックを外してしまったほどだ。だから、良いのは分かっているが超重量級のEOS-1Ds Mark IIなど視野にはなく、EOS 5Dで初めてフルサイズのデジタルカメラを所有した。

その前にメインに愛用していたのが EOS 10D よりも EOS kiss Digital N だったから、最初はこの5Dでも重く、大きく感じてしまった。しかし、使い込むに従って、これくらいの大きさと重さなら、なんとなく慣れてしまうから不思議である。銀塩フィルムと並行しての撮影が大半で、フルサイズならではのメリットも大きい。また、このカメラの液晶画面はそれまでの20Dなどよりも大きくてよいのだが、明るい昼間での液晶画面の見にくさは何とかして欲しいと思う。

一方では、望遠系での撮影には、EOS kiss Digital Nも手放せない。焦点距離が1.6倍になるのは、トリミングを前提としない撮影には良いことも多くある。僕には800万画素でも充分と思えることが多いからでもある。しかし、このカメラも何時の頃からか、EOS 10D は重すぎると嘆いていた妻が使い、現在では EOS kiss Digital X に買い換えている。

以前撮影に出掛けた時、うっかりCFを入れたベストを積み忘れ、慌てた。撮影目的でザックやベストなどを替えているためだった。カメラに入っていたCFが2GBとは言え、1280万画素では100カットくらいしか撮れなく、その時には予備も1GB1枚しか持っていなく、撮影中にも頻繁にエプソンのストレージのお世話になっていた。もし、ストレージも忘れてしまっていたら、もうお手上げだった。

そろそろ EOS 5D の新機種が発売になってもよい頃である。少なくとも1500万画素、 EOS kiss Digital X 以上のホコリ除去機構内蔵で、20万円台前半の価格なら嬉しい。このように画素数が増えてくると、常用するCFは4GBくらいは必要かも知れない。CFもますます安価になってくるが、エプソンのストレージの便利さには重宝するだろう。

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