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 No.337

三輪 薫(みわ かおる)


No.337 『車』/車でのキャンピングの問題 2007/7/25

車でのキャンピングで最も気になるのがトイレの問題である。最近では、山間のトイレがあるパーキングで「キャンピング禁止」の看板を見ることがある。だからといって、オートキャンプ場は撮影に適した場所には少なく、あってもビックリの利用料金である。大方が車を停めて置くだけでも4,000-6000円前後くらいで、とても一人で常時利用できる金額ではない。撮影では日没後に入り、日の出前には出掛けてしまうので、キャンプ場での滞在時間は季節によっては6〜7時間であり、利用したくても考えてしまうことが多い。

とりあえず、初代デリカ4WDを改造したときに購入した携帯トイレを取り出し、トイレ用に着替え用のテントを購入した。緊急用にと考えてのことだが、いまだに未使用のままだ。消臭剤なども取り寄せているが、後処理も大変そうである。しかし、歓迎はしたくはないが、地震などの災害時には威力を発揮してくれるだろう。

最近キャンピングカーの人も含め利用されているのが「道の駅」だという。確かに便利で、温泉風呂もあるところが増えているようだ。しかし、夜になって駐車スペースが有り余っていても、このような場所でサイドオーニングを広げ、食事の支度をするのは気が引ける。VW T-4を入手してから3回泊まったことがあるが、食事は全て行き着くまでの道中のレストランや道の駅にあるレストランで済ませている。

それにしても、初代デリカ4WDを改造してあちこちと撮影に出掛けていた頃には、大半が車で生活していた。3食自炊で、今から思うと、どのようにして暮らしていたのか、断片しか思い出せない。二十歳前後の頃に小さなリュックを担いで放浪の旅をしていた時の着替えや洗濯などを、どのようにしていたのかを思い出せないのと似ている。

車では、1週間や10日くらいなら着替えも積んで行け、道中での洗濯の必要もない。また、現在ではかなりの田舎に行ってもスーパーやコンビニもあるので食料の問題も心配ない。

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