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 No.412

三輪 薫(みわ かおる)


No.412 『車』/スタッドレスタイヤ 2007/11/22

20数年、4WD車を乗り続け、その後に前輪駆動とはいえ、2年前に2WD車のVW T-4に乗り換えた。真冬の撮影行には、ちょっと、いや、かなり躊躇し、心配がつきまとっている。VW T-4を購入時に付いてきたスタッドレスタイヤの山が結構残っていたため、そのまま2年使っていた。余り走行していないので勿体なく、今年は夏用のタイヤに交換せずに履き続けていた。勿論、「のんびり行こうよ」の精神で走っていた。

スタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べ柔らかく、従って重量のあるT-4には一般道路の走行では減りも激しい。先日、迷った挙げ句に、夏タイヤと同じメーカーのミシュランのスタッドレスタイヤに履き替えた。常時、買っていたショップがブリジストンの「タイヤ館」だったので、評判のよいブリザックREVO2にしてもよいかと迷っていた。しかし、ミシュランのスタッドレスタイヤを履いていた師匠が、何故かブリザックREVO2にしたとの連絡があったので、ではと、へそ曲がりの僕は夏用と同じメーカーのミシュラン/スタッドレスタイヤX-ICEにするかと決断したのだ。

T-4で2年体感したスタッドレスは、多分最新のブリザックREVO2ではなかったと思っている。重量のあるT-4では、何となくふわふわした乗り心地で、コーナーを回るときなど車体のブレを感じていた。ところが、新品であるがゆえとの理由もあるだろうが、今回履き替えたX-ICEは、高速道路での走行性もしっかりした感触で、山道でのカーブの連続が1時間近くにわたるところでも、難なく快適に、ブレや車体のきしみも少なく走行でき、安心感が高かった。

愛読しているJAFの会報に、スタッドレスタイヤの記事が掲載されていた。新品/4シーズン目を迎える使用中のタイヤ/4シーズン目の未使用タイヤとの比較テスト走行である。やはりというか、新品タイヤの制動距離と比べ、4シーズン目の未使用タイヤ、4シーズン目を迎える使用中のタイヤの順で制動距離が長くなっていた。未使用のタイヤでも経年変化が顕著に現れている記事だった。タイヤは地面に直接接地する大事な部分。多少の金銭を惜しむばかりに万が一の場合の事故が心配になる。今までも、タイヤにだけは他のものよりも出費は惜しんでこなく、ショップのお勧めに従って購入してきた。この判断は正解だろう。

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