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 No.425

三輪 薫(みわ かおる)


No.425 『写す』/フォトストレージ 2008/2/29

デジタルカメラで長期間出掛ける撮影には、画像保存が出来るストレージは必需品である。数ある銘柄の中でも、「EPSON Photo Fine Player P-5000/P-3000」や「キヤノン MEDIA STORAGE M80」は優れものである。

画素数が少なかったカメラを使っていた随分以前に愛用していたフォトストレージは、1枚のディスクに700MBほどしか保存できず、512MB+192MBのCFを組み合わせて撮り、20数枚のディスクを持ち歩いていた。しかも、1枚のディスクに保存するのに20分くらい掛かっていたのではないだろうか。出先では毎夜この作業に追いかけられ、日照時間が長い季節には睡眠時間が随分短くなってしまい、閉口ものだった。

しかし、これらのストレージは、P-3000 では実質36GBのハードディスク、P-5000 や M80 では実質72GBも保存可能である。EPSON Photo Fine Player P-5000 やキヤノン MEDIA STORAGE M80なら 1280万画素のEOS 5D でも1週間くらいの取材では何とか間に合うだろう。RAW画像でも実に綺麗に大きな液晶画面に再現される。エプソンはプリンタ販売ではキヤノンのライバルであるが、EOS Digital にも対応しているのが嬉しい。しかし、何故かキヤノンが撮影の最後の機器までフォローしていなく、このようなストレージを発売しないのか長年不思議に思っていたが、昨年秋に発売された。発売当初は P-5000 よりも高額だったが、現在では ACアダプターと共に買っても逆に安価になっている。しかし、大量の画像をPCに撮り込むには時間が掛かるが、エプソンのようにACアダプターを同梱で売っていないのが気に掛かる。M80を入手したとき慌てて注文した。

ストレージへの画像コピーは1GBでも6-7分で済み、パソコンへの取り込みもCFから直接行うより早いように感じる。現在では、初期のだがP-2000/P-4000とM80 の3つ所有しており、P-2000は妻専用に使っている。僕のだけでも144GB保存できるので海外などでも安心して撮影できる。撮影量が72GBまでの時には、P-4000とM80 の2つに保存することもある。万が一のことを考えてのことだ。

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