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 No.441

三輪 薫(みわ かおる)


No.441 『創る』/京セラ・コンタックスサロン東京、最後の個展 2008/7/15

先日コンタックスクラブの会報DOが届いた。すでに告知されていることだが、京セラ・コンタックスサロンは、東京も京都も来年3月末で閉館となり、クラブの活動も終了する。共に終了することへのイベントだろうが、最後の二週間 2009.3/18-31にコンタックスサロン最後の写真展「コンタックスクラブ メンバーズ・ギャラリーFINAL」が東京と京都の両会場で開催される。この募集案内記事が2ページにわたって掲載されていた。

実は、僕のこのサロンでの最後の個展も3月に開催予定である。このサロンでは、偶数年にカラーとモノクロの個展を交互に開催してきた。今年の3月にカラー個展「風光-V」を開催したので、来年は「ファインプリント展-V」を予定している。ファインプリント展には1年早いのだが、閉館になってしまうので1年前倒しでの開催にした。会期は 2009.3/11-17。と言うことは、このサロンでの最後の個展である。僕がこのサロンの最後の個展を開催することがふさわしいことかどうかは分からない。

しかし、フリーになった30年近く前にコンタックスを愛用し始め、このサロンでの個展も「風光-V」は13回目だった。来年の「ファインプリント展-V」では14回目となる。僕の個展は26回開催していて、半数をこのサロンで行ってきたことになる。僕の現在の作風はコンタックスカメラとツァイスレンズ、そして京セラ・コンタックスサロンでの個展開催で培われてきたと言っても過言ではない。また、生意気を言うようだが、三輪薫=コンタックス。コンタックス=三輪薫と自負していたこともある。今も同じ気持ちである。だから、このサロンの最後の個展にふさわしい、写真の原点である銀塩モノクロのバライタ印画紙での作品をメインに、銀塩だけではなしえなかった作品創りができる伊勢和紙デジタルプリントも加えて会場を埋め尽くそうと考えている。

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