No.482　『作る』／ガンダム　2009/8/1

関東圏では既に梅雨明け宣言されているが、今年の梅雨は長引き、連日蒸し暑くて嫌になる。暑気払いとはゆかないが、先日仕事の帰りにお台場の潮風公園に行ってガンダムを見てきた。無料のためか、夏休みのせいなのか、思っていたよりもすごい人出だった。しかし、大人のほうが遙かに多く、ゆりかもめのお台場駅から展示してある潮風公園までぞろぞろと人の列が往復で続いていたのには驚いた。

８月からはボディーにオリンピックマークが付くとのことで、そのような姿はどう考えてもガンダムには似合わないと思っていて、その前に見ておこうと思ったのだ。

その日は雲も湧き、流れ、身長18ｍのガンダムを見るにふさわしい条件だった。流れる雲によってガンダムがまるでノッシノッシと歩いているように感じ、迫力満点だった。このような大人の遊び心の企画は楽しい。LEICA D-LUX と携帯で結構撮ったのだが、見とれていて動画を撮るのをすっかり忘れていた。小一時間ほどいたのだが、首が回転し、歓声も上がった。後で知ったのだが、胴体から煙も出るらしい。目のライトも点灯していたのだが、途中で消されてしまった。何だか精細のないガンダムに見えてしまう。どうしてずっと点けておかないのだろうか。暗くなるとライトアップに浮かび上がるのだそうだが、空腹には勝てず、日没前に会場を後にして公園隣のホテルへ食事に行った。

潮風公園傍の「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」は、3.000円以上の食事で６時間駐車無料。半日くらいこの辺りで遊ぶには、利用価値大である。ここの３Ｆにある手打ち蕎麦店・信州の刻「雪村そば」は美味しく、結構な量のせいろと天ぷらで1,500円くらい。天ぷらもしゃきっと揚げている。僕は運転しないので当然生ビールも飲み、帰路は助手席で熟睡して帰ってきたが、ライトアップのガンダムも見ておくべきだったとちょっと後悔している。

関西では鉄人28号が製作されているとか。鉄人28号のほうが僕らの世代には馴染みがあり、見たいものだが、ちょっと遠すぎる。横浜の開港150周年記念では外国から巨大な蜘蛛が持ち込まれ、歩く姿をＴＶで観た。ガンダムや鉄人28号も同様だが、このような巨大なものが動くのは決して痛快なものではない。何かの拍子に制御が効かなくなって、勝手に動き出したらと思うだけで恐ろしくなってしまう。ガンダムの首振りくらいがお楽しみにはちょうどよい。