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 No.484

三輪 薫(みわ かおる)


No.484 『写す』/伊勢和紙プリント展 2009/8/15

8/17(月)から22日(土)まで日本橋にある小津ギャラリーで全て伊勢和紙による写真展を開催し、僕と主宰するフォトワークショップ「風」のメンバー14人の作品を半々で展示する。僕の大半の作品は3月に行ったモノクロフィルムをデータ化したファインプリント展のものだが、デジタルカメラ EOS 5D Mark II で撮った新作2点も展示する。860×2,000mmの伊勢和紙photo雪色と630×970mmの手漉き伊勢和紙を使ったモノクロの吊り作品である。「風」のメンバー作品の元画像は約半数がフィルムであるがデジタルデータ化し、12点を堀内カラーで出力していただいた。大半のメンバーが和紙プリントで発表するのは初めてで、自家処理作品も2点ある。開館時間は午前10時から午後6時までだが、初日は午後1時から開館し、最終日は午後4時閉館。

※ 小津ギャラリー http://www.ozuwashi.net/gallery/index.php

和紙プリントを気軽に安価に受けてくれるプロラボは少ない。堀内カラーには数年前からお願いしていて、3月初めに開催したフォトワークショップ「風」展から受けてくれるようになった。写真展でもデジタルプリントを多く目にする時代になっているが、写真用紙や画材紙などとはひと味以上違う独自の存在感を見せる和紙プリントへの魅力は尽きない。和紙プリントが身近なものになる日も近いだろう。

会場では連日「伊勢和紙プリントデモ」を開催している。画像データか中判以下のフィルムを持参すればA4サイズにテストプリントし、画像調整をした本番プリントを体験できる。初日と最終日には僕が会場にいるので、作画と表現における本番プリントへの指示をする。また、最終日の午後1時から2時まで会場にて伊勢和紙のミニセミナーも行う。是非多くの方々に来て、観て、体験していただきたい。

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