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 No.497

三輪 薫(みわ かおる)


No.497 『生きる』/いかに生きるべきかと考えてしまう60代 2009/12/31

50歳を迎えた頃からか、年の瀬になると「今年はいったい何をして過ごしてきたのだろう」と考え込むことが多くなってきたように感じている。過ぎた日を振り返っても、パラパラとしか思い出せないのだから始末が悪い。しかし、年間の日程表を見ると結構活動していて、我ながらビックリしたり、安心したりしているのが現状である。

さて、今年はどうかと言えば、やはり多くを思い出せないでいる。昨年にも書いているが、50代は50歳から70歳までの20年間に予定していた個展開催を行うべく、突っ走る気持ちで過ごしてきた。その念願は12回の個展開催と予定よりも多く果たせた。さて、今年は61歳を迎え、来年は62歳となる2010年をどのように過ごすべきかと思い巡らしている。いままでも同じだが、思い通りに過ごすことなど到底できないと思って過ごすとその通りになりそうで、なまくら人間には目標は高く設定したほうが実現可能な所に行き着くような気がする。

50歳を迎えた1998年から今年までの11年間で、14回の個展を開催してきたのだから、実に充実したものだったと思っている。自分の中ではもう70歳までの目標を達成したのだからと、どこかでのんびりしている部分、のんびり暮らしたいと思う部分がある。しかし、過ぎたものへよりも、今現在や、将来のことを考える質で、またまた次の目標などを立ててしまうかも知れない。

今年もいろいろな人たちに支えられながら楽しく過ごしてきた。結構わがままで我が強いにもかかわらず、こんな僕にのところにも集まってくれる人たちが多くいて、妻には「あなたは幸せよ!」と言われ続けている。まさに言い当てた言葉であり、みなさんに感謝している。勿論、妻や家族にも。

では、みなさん、よいお年を!

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