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 No.560

三輪 薫(みわ かおる)


No.560 『車』/ハイブリッド車と電気自動車 2011/8/10

以前にも書いたような気がするが、ハイブリッド車のリサイクル率は一般車に比べると低いといわれている。先日テレビの車の番組で新型のトヨタプリウスを取り上げていたが、高速道路と一般道を250kmくらい走っての燃費は16-17km/1Lだった。ハイブリッドではない Volkswagen のゴルフと実走燃費が変わらない数値だ。ハイブリッドでなくても同様の実走燃費の車は他にもあるだろう。同じくらいの燃費ならリサイクル率が高い車のほうがエコと言える。

春にタイヤショップに行って夏タイヤを購入したとき、「エコタイヤっていいですか?」との問いかけに対し、「確かに燃費は数%いいみたいだが、減りが早い分、本当にエコと言えるかどうか?」との答えだった。世の中にはこのようなからくりが結構あるような気がする。

電気自動車(EV)も話題になっていて、購入にはかなりの補助がある。この補助も、以前行っていたエコカー減税も僕らが納めている税金で補填される。車の買い換えを行わない人や、車を持っていない人の税金も使われ、これは変である。このEVは走行距離も短く、長距離の旅行などには使えない。また、充電スタンドも数少なく、フルに充電するには、急速充電でも30分は掛かるという。誰かが先に充電し始めると、軽く1時間待たないと充電出来ないのが現状のようだ。長距離を走ることが多い者にとっては全く実用価値のない車ということになってしまう。

だからというわけではないが、ハイブリッド車にもEVにも全く興味を覚えなく、従って買う気にもならない。興味があるのはディーゼルエンジン車で、新開発のディーゼルエンジンは排ガスにも全く問題がない。ガソリンよりも安価な軽油を使う少排気量で燃費のよいディーゼルエンジン車の発売を期待したい。しかし、政府や色々な企業の思惑があるのか国内販売は何時になるのか分からないという。

また、多少燃費が悪くても長く乗り続けるほうが無駄もなく、エコな生活と思っている。まだまだ使える車を廃車にするのは実に無駄な行為で、アンチエコと考えている。13年落ちで入手したVW T-4は先月車検を受けたが、新車登録後20年目を迎えている。古い車だけにメンテナンスや維持も大変だが、まだまだ6-8年は乗り続けるつもりで、現在もドイツにいろいろな交換部品を発注している。

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