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 No.593

三輪 薫(みわ かおる)


No.593 『創る』/デジタル時代の個展「花恋」 2012/7/15

2009年以降、恒例となってしまった日本橋の小津ギャラリーでの4回目の個展が23日より始まる。今回も主宰するフォトワークショップ「風」とのコラボレーションで展示する。今回の作品は「花恋(かれん)」と題した花作品で、2007年のキヤノンギャラリーでの個展に引き続いての花の個展である。文字通り花に恋心を抱きながら撮り続けてきたものを伊勢和紙にプリントして展示する。

伊勢和紙による 三輪薫「花恋」と フォトワークショップ「風」写真展
会期:2011年7月23日(月)〜28日(土) (初日は13:00〜、最終日は16:00まで)
会場:小津ギャラリー_
   〒103-8435 東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル2F
   TEL.03-3662-1184
   http://www.ozuwashi.net/index.html
内容
 デジタル全盛の今日、プリント用紙として独自の存在感を見せるのが和紙です。三輪薫写真展「花恋(かれん)」は花へ恋心を抱きながら撮り続けてきた作品です。優しく軟らかな和紙の質感と花と女性のイメージを重ね合わせました。花作品の個展は5年振りです。フォトワークショップ「風」展も併せて開催します。半切から全倍の多種の伊勢和紙にプリントして展示します。
展示作品
・三輪作品: カラー/吊り3点・半切額装11点
・「風」メンバー作品:カラー/半切額装17点
◎三輪薫伊勢和紙セミナー:最終日の7月28日(土) 13:00-14:00 会場にて(無料)

今回の「花恋」展は、吊り作品を3点(860mm×2,000mm/1点、540mm×1,510mm/2点)、額装作品を11点展示する。大きめの吊り作品のみ機械漉きの伊勢和紙Photoで、他は全て手漉き伊勢和紙を使っている。しかも、最近はまっている重ね漉きの和紙も額装作品に活用している。今回も先に絵柄をお知らせし、その絵柄に合わせた模様に繊維を集めた重ね漉き和紙を作っていただいた。これを言葉で理解していただくには難しく、是非会場でその作画効果を見て確認していただきたいと思っている。

今回の「花恋」の額装作品は、全て先月末に新発売になったキヤノンの「PIXUS PRO-1」を使ってプリントした。先月に終わった伊勢和紙ギャラリーでの「水の抄」巡回展で、追加で8点作った額装の新作も全てこのプリンタで出力している。発売前の4月の中旬以降ずっと借りてプリントをし続けている。吊り作品はCanon imagePROGRAF iPF8300の大型プリンタで伊勢和紙館で出力している。近年のキヤノンは、お世辞抜きで作品作りのインクジェットプリンタでも頑張っていると思っている。

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