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 No.606

三輪 薫(みわ かおる)


No.606 『創る』/第7回「わの会」展 2012/12/17

6日から12日まで四谷のポートレートギャラリーで「わの会」展を開催した。1998年の10月に「わの会」が発足し、2000年から隔年で写真展を開催し続けてきて、今回は7回目となる。出品の会員は、北は北海道、南は熊本県と幅広く、総勢75名の参加だった。写真界はデジタル全盛であるが、今回は21点(三輪作品を含めると22点)がフィルム撮影の銀塩プリントで、元画像には1点フィルムもあったが54点がデジタルプリントだった。デジタルプリントも銀塩ペーパーを使うラムダ出力、インクジェットプリンターによる画材紙やマット紙、和紙もあり、多様な用紙にプリントされた作品はまさにデジタル時代を反映していると言ってよいだろうと思っている。

作品は半切プリントだが、76点も展示できるギャラリーは少なく、このポートレートギャラリーは貴重な存在になっている。JRと東京メトロの四谷駅から徒歩数分という地の利もいい。ポートレートギャラリーとの名称だが、写真展の内容は様々で、むしろ人物撮影の写真展は少ないと思う。

「わの会」展の楽しみの一つに毎回会期中の土曜日の夜に開催している懇親会がある。今回は、北は北海道、西は広島県までの会員が出席してくれた。『集いの会』と共に、普段会えない会員との対話も嬉しいものである。今回は出品者75名の内50名近くが出席で、出品者以外の会員も4名来てくれ、楽しいひとときを過ごすことができた。また、この時期校了で多忙なカメラ誌編集部だが、デジタルカメラマガジンの編集長が写真展会場に来て作品をじっくり見て、懇親会にも参加していただけとても嬉しかった。

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