No.614　『生きる』／ＧＷの過ごし方　2013/5/7

ゴールデンウイークを迎えると、ＴＶなどで高速道路の大渋滞や新幹線や空港での混雑振りを毎年の恒例のように伝えている。観光地には多くの人達が訪れ、賑わっている。しかし、小学生の子供がいる世代なら世間一般並みに出掛けざるを得ないかも知れないが、二人の子供は三十路を過ぎている現在では、敢えて混雑を体験したいとは思わない。ＧＷに出掛けなくなって実に久しい。もっぱら自宅にいて、仕事以外には片付けものや録画していたＴＶ番組を観ることに専念し、終日家の中にいて外に一歩も出ない日もあったくらいだ。

田舎育ちの僕は人混みが好きではなく、いまだに混雑している駅のコンコースなどを歩くのは苦手である。以前、出掛けた先で人の多さで頭痛がして帰ってきたことがあった。だからか、大きな声援を上げる野球場やサッカー場などで観戦するのも好きではない。プロ野球は以前招待券をいただいて巨人・中日戦を観た。大相撲も東京場所の枡席の招待券をいただいて観たことがある。サッカーもカシマスタジアムのこけら落としの試合を一度観ただけで、これらの競技場に又行きたいと思ったことはない。ＴＶ観戦のほうが静かな分まだましである。

自由業の僕にとってＧＷと言えるかどうか分からないが、今年は先月の26日から今月の６日までの11日間、遠くに出掛けることもなく過ぎてしまった。最後の６日には20数年使って遂に壊れてしまった仕事場のエアコンの取替工事があり、そのためもあってその部屋を少し片付けざるを得なくなり、ほとんど見えていなかった床が少し現れてきた。長年夢見ている理想型に片付けるにはまだまだ時間と手間が掛かるが、このようなＧＷの過ごし方もいいものだと思っている。