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 2013年

三輪 薫(みわ かおる)


2013年

No.627 『生きる』/価値観 2013/12/30

戦後生まれの僕らでも、小さな頃には色々なものにたいして「大事に使う」「もったいない」というような気持ちを多くの人が抱きながら暮らしていたように思う。しかし、近年身の回りを取り巻く多くの事柄やものに対して、使い捨て感覚になってしまったように感じている。労働者にしても、正規雇用や終身雇用は多く...more

No.626 『生きる』/FFファンヒーター 2013/12/15

20数年前に改築した時に購入した灯油のFFファンヒーターが数年前くらいから調子が悪くなってきた。修理を依頼したのだが、もう部品がないという。購入時にはサンヨーだったこのFFファンヒーターは燃焼部がセラミックになっていて、薪ストーブ的な炎の色で視覚的にも暖かく、輻射熱で暖めるためストーブから結構離...more

No.625 『生きる』/「わの会」の『集いの会』-2 2013/12/1

近年、この『集いの会』には65人くらいから75人くらい参加してくれることが多くなり、宿泊のホテルや撮影地を決めるには苦慮することも多くなっている。明るい間は撮影三昧となるため、これらの人達がある程度均等に撮影出来る場所とすてきな作品ができそうな被写体があるかも決める要素になっている。また、新宿...more

No.624 『生きる』/「わの会」の『集いの会』 2013/11/20

主宰している「わの会」は1998年10月に発足し、発足時に長野県の乗鞍高原で開催した『集いの会』も16回目となり、先月20日と21日の1泊2日で長野県の野沢温泉に近い北竜湖そばにある「文化北竜館」で開催した。今回は北は山形県米沢市、南は佐賀県、広島県、岡山県、香川県などからも駆けつけてくれ、直前のキャ...more

No.623 『生きる』/炊飯器 2013/11/5

我が家がある区画に、数年前にやっと東京ガスの配管が延び、プロパンガスから切り替えた。ガス代金が多分半額近くになったと思う。しかし、火力はプロパンガスよりも劣るようで、20数年使い込んできた外釜とキッチンのコンロを取り替える際、最強のタイプにした。おかげで、現在は伊賀焼の炊飯専用の土鍋で自動炊飯...more

No.622 『創る』/写真展の会場-3 2013/10/15

今月には18日から始まる写真展も監修していて、銀座2丁目にある写真弘社のギャラリー・アートグラフで3回目のフォトセミナー宙展を開催する。銀座通りと昭和通りの間にあるこの会場は壁面がオフホワイトで、1F入口のガラス戸の開口部も広く、ソフトな外光が一杯入る心地いいギャラリーである。以前は入口近くに...more

No.621 『創る』/写真展の会場-2 2013/10/1

「わの会」展の1回目は渋谷にあったドイ・フォトギャラリー、2回目は有楽町駅前に移転したドイ・フォトギャラリー、3回目は銀座6丁目にあったコダックフォトサロンで、4-5回目は有楽町駅前の交通会館7Fに移転した京セラ・コンタックスサロン東京で開催した。この全ての会場は壁面が黒でスポット的な照明をメイ...more

No.620 『創る』/写真展の会場 2013/9/23

絵画などの画廊には外光が入る会場がけっこうあるが、何故か写真専門のギャラリーは照明だけで見せる所が多い気がする。フィルム撮影した「風色」展を当時銀座5丁目にあったキヤノンサロンで開催した2001年には、ほぼ全国のキヤノンサロンで巡回展を開催した。大半の会場に行ったのだが、大阪梅田の会場は地階にあり...more

No.619 『生きる』/竹原暢夫写真展とお別れの会(生前葬) 2013/8/10

主宰している「わの会」のサイトにも告知していたが、6月23日(日)に藤沢駅近くのグランドホテル湘南で1日だけの個展を竹原暢夫さんが開催した。竹原さんはキヤノンフォトクラブ湘南の代表を10年務め、「わの会」の世話人は15年担当していただいている。「わの会」会員有志が個展開催や写真集の刊行を目指して作品の...more

No.618 『生きる』/時代の移り変わり〜檜枝岐〜 2013/7/25

1972年に大内宿に行った時、尾瀬への北の入口にあたる檜枝岐にも訪れた。1972年の当時はほぼ全村の家々が茅葺きの曲がり家で、林業と畑作だけが生きる道だったように記憶している。役場の方とお会いした時、「このまま保存すれば末永く観光で食っていけるかもしれない」とお話ししたことを覚えている。しかし、10年...more

No.617 『生きる』/時代の移り変わり 〜大内宿〜 2013/6/25

5月下旬のキヤノンフォトクラブ東京第5の上期撮影会では福島県の観音沼に行き、大内宿もご案内した。大内宿は茅葺き屋根の民家が街道の両側に40軒余りも軒を連ねた古い宿場街で、現在では年間に100万人を越える観光客が押し寄せる一大観光地になっている。今年は梅雨入りがかなり早かったせいなのか、結構な雨の...more

No.616 『生きる』/ものの整理と無駄な生活 2013/6/5

40年ほど前、上京したときには6畳一間の生活で、割とシンプルな生活振りだった。引っ越す度に広さは倍になったが、広くなった分何かを買い求めては置き続ける生活。結局部屋が広くなったわけではなく、物が増えるだけのことだった。このことに気がついた時には、もう物で身動きが取れない状態までになっていた。...more

No.615 『生きる』/身辺整理 2013/5/20

写真の機材だけではなく、あらゆる【物】が好きな性分が災いし、我が家は所狭しと様々な物に占領され、あふれている。人間、生きるため、生活するために何故このように多くの物が必用なのだろうかと思い、疑問を抱き、買い集めた自分を呪い、その自分に呆れ返っている。あふれた物に埋もれるように暮らしている...more

No.614 『生きる』/GWの過ごし方 2013/5/7

ゴールデンウイークを迎えると、TVなどで高速道路の大渋滞や新幹線や空港での混雑振りを毎年の恒例のように伝えている。観光地には多くの人達が訪れ、賑わっている。しかし、小学生の子供がいる世代なら世間一般並みに出掛けざるを得ないかも知れないが、二人の子供は三十路を過ぎている現在では、敢えて混雑を体...more

No.613 『自然』/梅と桜 2013/4/26

今年の桜の開花は例年よりも随分早めで、関東地区では半月くらい早かったのではと思うほどだった。昨年は梅の開花が随分遅れ、奥多摩の吉野梅郷へ3月中旬に2回行ったのだが満開にはほど遠く、4月初めに行ったら満開だった。ほぼ桜の満開時期と重なり、観梅の人達がとても少なく撮影には滅多にないいい条件だった。今年...more

No.612 『生きる』/三寒四温 2013/3/23

近年、半世紀以上前の頃と比べると気候の変化も大きいように感じる。特にここ数年の冬期は一体どうなっているのだろうと思えるほど気温の変化が大きく、三寒四温とはいえ、真冬であるはずの2月に春の気温になったり、3月には初夏の気温まで上がって車では冷房を入れて走るほど暑く感じたことがある。また、降雪も特...more

No.611 『生きる』/建物探訪 2013/2/20

俳優の渡辺篤志さんが家を紹介する番組「建物探訪」を長年楽しみながら見ていた。最近また見始めた。10代の頃には一時期建築家を夢見ていたこともあり、いまだに建物や設計には興味がある。番組で紹介される建物は、当然ながら全てプロの設計家によるもので、すてきな家だと思うことが多い。長年住み、暮らすには、や...more

No.610 『創る』/デジタル元年−2 2013/2/5

デジタル化を迎えた映像世界や文学の世界はどうだろうか。銀塩のフイルム撮影の写真や映画は元画像のフイルムがある限りこの世から消えることはない。しかし、ビデオテープの画像を再生する機器が消えつつある現在、ビデオテープはゴミになるだけだ。同じようにデジタル画像も何時の日か記録や再生方式が変われば見るこ...more

No.609 『創る』/デジタル元年 2013/1/15

写真も映画もますますデジタル化が進み、ムービーの世界はスチール写真以上にデジタル化が進んでいるような気がする。デジタル化は歓迎すべき点も多くあり、表現の可能性も高い部分も多くある。僕にとっては長年の念願であった和紙プリント作品の制作が敵った喜びは大きい。しかし、写真がデジタル全盛になって歓迎すべ...more

No.608 『生きる』/人との出会いと縁 2013/1/1

人生、何が面白く魅力かといえば人との出会いに尽きる気がする。自分がこの世にいることは父母の出会いの結果である。岐阜県不破郡関ヶ原町で生まれ育った僕だが、現在は神奈川県相模原市で暮らしている。これらを決定づけているのは、全て人との出会いによるものではないだろうか。...more


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