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 No.622

三輪 薫(みわ かおる)


No.622 『創る』/写真展の会場-3 2013/10/15

今月には18日から始まる写真展も監修していて、銀座2丁目にある写真弘社のギャラリー・アートグラフで3回目のフォトセミナー宙展を開催する。銀座通りと昭和通りの間にあるこの会場は壁面がオフホワイトで、1F入口のガラス戸の開口部も広く、ソフトな外光が一杯入る心地いいギャラリーである。以前は入口近くにラボの受付があったが、現在では左奥に珈琲カウンターがあるくらいで、以前に比べ結構広くなっている。右側にはウインドウもあり全紙4点くらい展示できる。このウインドウ部分の壁面をギャラリー内に広げ、このウインドウ部分からギャラリー内を見せる展示も最近あった。壁面は少なくなるが、開放感を得られ、通りからも内部がよく見えるため、広報的にも効果がありそうだ。

通りや通路からギャラリー内が見えるのはいい面もあり、ブティックや美容室なども店内が見える作りが多いのと似ている気がする。2003年7月に念願だった和紙プリントによる初めての個展を京都のエプソンギャラリーで開催できた。11月にも六本木のアクシスビル地階の AXIS GALLERY ANNEX で東京展を開催できた。この会場も一部広いホールになった通路面が全てガラスになっていてギャラリー内が見え、床面積が広く天井も高く、とても開放感あふれたすてきな佇まいだった。また、壁面と天井は真っ白で、床までも白く、作品がお洒落に見え、爽やかに感じた。京都の会場が黒い壁面で、東京展では対照的な白で、ギャラリーの造りが違って展示順も替えたこともあり、同じ作品でも違う個展を開催しているような気分だったことを覚えている。

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