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 No.624

三輪 薫(みわ かおる)


No.624 『生きる』/「わの会」の『集いの会』 2013/11/20

主宰している「わの会」は1998年10月に発足し、発足時に長野県の乗鞍高原で開催した『集いの会』も16回目となり、先月20日と21日の1泊2日で長野県の野沢温泉に近い北竜湖そばにある「文化北竜館」で開催した。今回は北は山形県米沢市、南は佐賀県、広島県、岡山県、香川県などからも駆けつけてくれ、直前のキャンセルが5名ほどあったものの、僕らを含め総勢71名で楽しく過ごすことができた。

『集いの会』のメーンは夜の夕食懇親会と三輪薫セミナーである。かといって、写真愛好家が集う会であるから集合してから日没まで、明くる日は暗い早朝から解散時の昼食までは撮影三昧となる。夕食懇親会は気軽に動き回れるようにと、近年ではテーブル席にしている。今回も飲み放題にして、なおかつ焼酎やワインなども追加注文し、心ゆくまで飲み、語り、食べ、2時間を越えるにぎやかな時を過ごした。しかし、『集いの会』への参加者は増えつつあるが、メンバーの高齢化も影響するのか酒量も少しずつ減ってきたように感じている。今回は、飲み放題分の経費の中に追加注文の結構な本数の焼酎とワインを入れてくれ、追加分の支払いがなかった。実に親切な対応で驚いた。

夕食後のセミナーは当日撮影のデジタル画像を見ていただき、作品解説。そして、今回はまだ伊勢和紙ギャラリーで会期中の巡回展「花恋」の作品を含めた100カットの花作品のスライドショーと花撮影のハウツーを行った。恒例の前年の『集いの会』フォトコンテスト応募の全作品も上映した。

ある意味、このセミナーを終えた後が、いよいよ本命の二次会である。各地から集まってくれる会員のみなさんが持ち寄った地酒も含め、深夜近くまで盛り上がった。今回の二次会会場は畳部屋だったのも幸いした。どっかと座り込んで語り合うのはいいものである。

『集いの会』とは言え、撮影会である。僕が企画する撮影会は不思議と全天候になることが多く、多分、7割くらいが雨、曇り、晴れとなってくれ、自然風景の様々な表情を見せてくれる。今回は初日の奥志賀林道は雨で紅葉の色が一段と映えていた。北竜湖での早朝は雨上がりの靄に包まれた幽玄な情景。朝食後に行った鍋倉高原は眼下一面に雲海が棚引く秋晴れで今年はまだ初秋のブナ林も実にさわやかな表情を見せてくれた。

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