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 No.643

三輪 薫(みわ かおる)


No.643 『創る』/蓼科高原での『集いの会』 2015/11/6

主宰する「わの会」の会員有志が毎年全国から集まって懇親を深める『集いの会』は先月下旬に蓼科高原の女神湖の畔に建つホテルで開催した。今回で18回目を迎えた。「わの会」は1998年10月に乗鞍高原で開催の『集いの会』で発足したので、まる17年を過ぎたことになる。蓼科高原一帯での『集いの会』は女神湖畔にあった国民宿舎、奥蓼科の横谷峡のホテル、車山高原のホテルで開催していて、この辺りでの開催は今回で4回目となる。

信州は大好きなところで、30数年前に相模原市に引っ越してきたのは中央道へのアクセスがいいという理由もあった。現在では圏央道が開通し、相模原ICまで自宅から数キロと近く、中央道だけではなく、東名高速や関越道、東北自動車道にも通じるようになって車での移動は大変便利になった。以前、カメラ誌の10ページの口絵を依頼されたとき、全国のかなり広範囲で撮った数百点のカットを編集長に預けたのだが、何とその編集長が選んだカットの全てが女神湖に近い蓼科高原で撮ったもので驚いたことがあった。それくらいこの辺りの自然風景は素晴らしく、絵になるすてきな表情を見せてくれる嬉しい所である。

しかし、今年の紅葉は1週間から10日前後早いところが多く、月末に近い開催日にはもう残り葉もなくなっているのではないだろうかと心配していた。今回は60人ほどの参加者だったが、撮影地では現地集合組の30台に近い自家用車を駐車するのは難しく、新宿発のバス1台とホテルのバス2台で全員が移動することにした。ぼく達は前日に入ってロケハンしたのだが、コースを決めたのは当日の早朝での下見撮影だった。初日の午後1時集合で日没まで撮影。夜は夕食懇親会とセミナー。二日目は暗い時間に出ての早朝撮影と朝食後のやや遅い昼食までの撮影で、1泊2日ではそう多くの場所は撮影出来ない。初日は御泉水自然園と夕陽の丘公園からの唐松林の展望。二日目は朝日の丘公園と女神湖半での早朝撮影、午前中は夏はヒメホタルも飛ぶまんてん星広場の紅葉や唐松と陽光がトップライトになった女神湖半やホテルの庭園の木々を撮影した。結果的には紅葉への心配は杞憂に終わり、ご参加の方々には結構喜んでいただいたようで嬉しく思っている。

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