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 No.660

三輪 薫(みわ かおる)


No.660 『生きる』/「わの会」発足20周年を迎えて 2018/1/5

「わの会」が発足した1998年の10月時点では僕は50歳で、発足20周年を迎える今年は70歳となります。過ぎてみれば早いものですが、自分がこの年齢になり、その年齢を自覚できているかといえば疑問です。50歳はともかくとして、60歳を迎えるときにはとうとう来たかという心境でしたが、やはりその年齢を事実として自覚した訳ではなかったように記憶しています。こういう思いは多分、元気で動くことが出来る間はいつまでも続くような気がします。幸いに今まで大病や大怪我をしたことがなく、入院の経験もありません。中学を卒業するときの健康診断で高血圧を指摘され、高校に入学した1年生の時は週に2回ほど通院し、運動も止められ、体育の時間は見学していました。若年性高血圧症というのでしょうか、最高値が170くらいあったと記憶しています。その後は安定していて、現在は若干高めといったところです。1982年3月にフリーになって以降、数年前まで健康診断はパスしていましたが、65歳を過ぎたあたりから受けてもいいかなと一昨年と昨年に相模原市の健康診断を受けましたが問題はなく、元気でいられるのはありがたいことです。

「わの会」は発足後19年を過ぎていますが、発足の1998年以降自分が何をしてきたのだろうと個展の記録を辿ってみたら17回開催していて、小さなのを含めると20回以上になります。プロの写真家になろうと1973年に上京し、作品は個展を主体に発表し続けようとの思いは現在も実現出来ていることになります。海外へは「わの会」が発足した1998年10月以降も10回行っています。写真愛好家の方々とのお付き合いも実に永く、フリーになって間もなく当時吉祥寺駅北口にあった近鉄百貨店が運営していた「近鉄アカデミア武蔵野」というカルチャースクールの写真講座を9年11ヶ月担当し、その後、横浜市の田園都市線藤が丘駅前にあった「東急カルチャースクール(現在の東急セミナーBE青葉台)」の写真講座を頼まれ、20数年続いています。共に開講2年目から都内でほぼ毎年写真展を開催し続けていて、東急セミナーBE青葉台の昨年12月に開催した写真展は20回目になりました。カルチャースクールとはいえ、長年受講されている方々が多いのも写真展を開催していることにもあるのでしょう。素敵なギャラリーに自分の作品を展示し、多くの方々に見ていただけるのは嬉しいものですね。

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