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 No.665

三輪 薫(みわ かおる)


No.665 『自然』/気候の変動と桜の開花時期 2018/5/20

春といえば桜で、3月に入ると開花宣言が待ち遠しく感じることもあります。今年の冬は加齢のせいもあってか結構寒く感じましたが、例年よりも桜の開花が早く、あれよあれよという間に咲き、散ってしまったような気がしています。それに比べ、梅の開花は随分遅れ、撮影を予定していた日に現地に問い合わせてもまだ満開にはほど遠い状態だった梅林が結構ありました。それなのに桜は逆に早く咲いてしまうとは、一体どうしたのだろうと思ってしまいます。場所によっては梅が咲いたと思ったら直ぐに桜も咲き始めたとのニュースが聞こえてきたほどです。

昨年の桜の撮影は久し振りに多くの日数に行うことが出来ました。調べてみたら花筏的なカットも含めると何と18日間も撮ることができたのにはびっくりでした。今年はやや少ないものの10日間桜の木立や散った花びらと向き合っていました。昨年は5月に入ってからも4日間撮影出来ましたが、今年は残り花的なものを少し撮れただけで終わり、余程遠くに行かない限り満足出来る桜との出合いは無理だったでしょうね。

桜の満開時期を半年以上も前に素人が予想するのは無理で、自分が立てたスケジュールの中で撮りたいと思っていた桜の木立に向き合えることが年々難しくなってきたような気がします。昨年「わの会」東海支部の撮影会を長野県下伊那で行ったのですが、随分遅れていて、例年なら満開時期なのに多くが蕾状態でした。リベンジとばかりに今年も同じ時期に行ったのですが、若干最盛期が過ぎていました。制約のあるスケジュールの中で目的の桜を望む開花状態で撮るのは難しく、期待するいい出合いだったらまさにラッキーといえます。

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