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 No.694

三輪 薫(みわ かおる)


No.694 コロナ禍で過ぎた一年 2021/1/25

昨年1月中旬に新型コロナウイルスの感染者が日本でも発見され、2月には横浜港に停泊の大型クルーズ船で感染者が大量に発生し、3月には感染者が激増して4月には緊急事態宣言が発令されました。7〜8月には少し落ち着いたコロナ禍もぶり返し、年末にも激増して年明けには2回目の緊急事態宣言が発令され、ますます自粛ムードが高まって、気分が重い日々が続いています。コロナ禍は写真教室を昨年3月から休講にし、同様にクラブ例会も大半行えず、作品へのアドバイスは通信添削で対応するようになり、人とのコミュニケーションも少なくなって寂しい思いをしていました。このような新型コロナ禍の下では団体による撮影会も時期によっては中止にせざるを得なく、企画された多くが残念ながらキャンセルになってしまいました。例会の後や撮影会での宿での懇親会は撮影同様に楽しいひとときですが、感染者が少なくなって例会を行うことが出来ても懇親会は中止で、昨年は1月のみしか行えませんでした。実に寂しいことです。

このコロナ禍でいいこともありました。写真教室やクラブ例会では、プリントによる作品アドバイスに多くの時間をさいていて、スライド上映によるアドバイスはちょっとだけで全員が僕のアドバイスを近間で確認出来ませんでした。しかし、コロナ禍での対策として、プリントでの添削講評を真上から撮影して液晶プロジェクターで上映し、全員が僕の傍で眺めているのと同じ体験が出来るようになっています。キヤノンフォトクラブ東京第1ではクラブのホームページに掲載し、会員のみですが何時でも見ることが出来るようにしています。例会に出席出来なくても作品さえ送っていれば後日に生配信と同様に見ることが出来ます。撮影録画し、ホームページに掲載する担当の役員の方々は大変ですが、メンバーの方々にとっては嬉しいシステムになっています。

二回目の緊急事態宣言が発令され、自粛要請されている現在では、自粛に励む他はなく、外出しないと撮影出来ない自然風景などではストレスも溜まります。昨年は1月には2泊で信州に行き、2月上旬には1泊の撮影会、中旬にはフェリーで北海道に行き10泊しました。その後は9月下旬までほぼ自粛で、例年のように遠出することもほぼなく、出掛けても人と余り出会わない近間の日帰り撮影でした。秋にはコロナ禍も少し収まり、銀座でのキヤノンEOS学園は10月から再開され、10月11月はそれぞれ1週間ほど出掛けることが出来ました。しかし、12月に入ってからはまた自粛生活に逆戻りの状態になってしまいました。

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