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 No.737

三輪 薫(みわ かおる)


No.737 月刊フォトコン、月例作品審査-2 2024/7/25

今年度の月刊フォトコンの月例「ネイチャーフォトの部」の審査が22日で最終となりました。3人の交代で行っていて、僕の担当は1月号、4月号、7月号、10月号です。最初の総評で、応募作品の多くが作品内容や表現にかかわらずかなり濃いめに仕上げていて、プリント用紙もほぼ全部と言っていいくらいに写真用紙でした。そのことを指摘したこともあってか、4回目の最後の応募作品は、かなり表現内容に沿ったと判断できるくらいの濃度で仕上げたものが多くあり、用紙も和紙やマット紙、画材紙なども増えてきました。

デジタル時代の今日では、応募作品もプリントになっています。ですから、フィルム撮影の銀塩写真時代でのリバーサルフィルム部門と違って、撮影後の画像調整も可能になり、撮影時の露出やフレーミングの多少のミスも修正可能になっています。その結果として作品の多くが彩度を高くしたり、全体をローキー調で仕上げることが好まれ、一般的になってきたのかも知れません。しかし、入賞入選作品は表現レベルも高く、作画と表現にあったプリント仕上げだからこそ選ばれます。月によってはかなり明るいトーン再現の作品もありました。勿論、ローキー調の作品にも素晴らしい表現があり、結構選びました。

それにしても10月号分の応募ともなると、過去の記憶では応募数も結構減ってきました。次年度への応募に備えるためでしょうか。しかし、今回も軽く2,000点を超えていて、その熱心さには驚きました。この部の入賞入選作品は19点のみで、全体の作品レベルもかなり高く、予選通過ですら難しいと思われるほどです。カメラ誌が少なくなって、この月例部門のレベルも上がるばかりでしょう。すてきな作品に多くであえ、拝見できたのを嬉しく思っています。


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