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 No.739

三輪 薫(みわ かおる)


No.739 小津ギャラリーでの写真展 2024/9/27

30日から日本橋の小津ギャラリーで伊勢和紙による三輪薫写真展「風の香り-2」と主宰しているフォトワークショップ「風」のメンバーによる写真展を開催します。小津ギャラリーでの伊勢和紙による写真展は、今回で9回目になります。このギャラリーは多くの写真展ギャラリーとは違って壁面は真っ白で、会場全体がとても明るく、僕好みの会場です。写真展のギャラリーが何故か暗いところが多いのが不思議です。美術館の壁面や天井が黒っぽいところは少なく、多くが白っぽいのではないでしょうか。

4月下旬から6月上旬にかけて品川のキヤノンギャラリーSで開催していた「風の香り」展では、外光が入る一階の通路側のパネルを外し、ギャラリー内に外光が入るようにしていたため、会場内がとても明るく、気持ちよく過ごすことができました。ギャラリー内が暗いと、作品も何となくそれなりに見えるような気がするのは事実です。しかし、明るい会場で見せるのは暗い会場に展示するよりも難しい気がすると僕は思っています。写真も明るいトーン再現での描写よりもローキートーンの描写の方が何となく意味ありげに見えることもあります。しかし、僕は明るいトーン再現のほうにフィット感があります。勿論、表現目的次第ではローキートーンでの描写もしています。

今年、実に久しぶりに担当していた月刊フォトコンのネイチャー部門での月例審査では、2000点を軽く超える応募作品の多くがローキー調で驚きました。何故なのかと思ったのですが、カメラ誌の口絵に登場するプロの方の作品の多くがローキー調のような気がしていて、それらの作品を見た愛好家の方々がローキー調の描写のほうがいいと思い込んでいるのかも知れません。今回の僕の個展「風の香り-2」は日本の自然を撮影した作品ですが、この作品にはローキー調は少なく、明るいトーン再現の作品が大半です。小津ギャラリーでの作品展は、明るめのトーン再現による作品が似合うような気がします。今回の個展作品は市販されていない特別仕様の伊勢和紙を多用していて、その仕様と絵柄をどのように合わせているのかも是非ご覧いただきたいと思っています。


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