No.745 三輪 薫(みわ かおる)
No.745 伊勢和紙ギャラリー巡回展 2025/3/18
3月2日から30日まで伊勢和紙ギャラリーで昨年品川のキヤノンギャラリーSで開催していた「風の香り」の巡回展を開催しています。品川の会場は広く、中央部分に置いた小さな丸テーブルとスツールを囲むように畳一枚分のロール紙の作品を6点展示していても壁面に展示の五八判(1500mm×2400mm)の作品をゆっくり眺めることができる空間がありました。しかし、品川の会場に比べると狭い伊勢和紙ギャラリーのメインギャラリーに五八判の作品を3点、畳一枚分のロール紙の作品を9点展示したらかなり窮屈に感じるのではないかとちょっと気になっていました。しかし、特に五八判のプリントは広い会場でゆったり眺めるのと、見る距離が近くなる伊勢和紙ギャラリーでの印象は結構違い、近いだけに迫力と臨場感が増して見え、こういう展示もいいものだと思った次第です。品川の会場では透過光で見ていただく展示をした作品が12点ありましたが、今回は5点のみ透過光での展示になりました。しかし、白い壁面の前に展示の作品は、それなりに透けて見えているようにも見受けられました。
いつもながら展示場所の環境が変わると同じ作品といえども見て感じる印象も違い、巡回展を開催する意義やそれぞれの会場で確認する必要を感じます。以前のキヤノンギャラリーは、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、九州と7会場もあり、時には巡回展を開催した全ての会場を訪れたものです。訪れる会場の数によっては、個展を1回開催できるのではと思うほどの経費が必要でしたが、訪れる価値はありました。今回も品川展を見てくれた人がこの伊勢和紙ギャラリー展も見てくれ、ここの展示もいいですねと言ってくれました。この巡回展、多くの方々にぜひご覧いただきたいと思っています。