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 No.685

三輪 薫(みわ かおる)


No.685 新型コロナウイルス 2020/4/17

昨年11月に中国湖北省武漢で発生が確認された新型コロナウイルスがこれほど蔓延するとは思っていなく、連日テレビで放映され、新聞のトップ記事のメインを占め続けているのに驚いています。2002年にアジアを中心に猛威をふるったSARS(重症急性呼吸器症候群)や、2012年のMERS(中東呼吸器症候群)のことは記憶に残っていなく、近年には10月になるとインフルエンザの予防接種を毎年受けて感染に注意しています。しかし、目に見えない新型コロナウイルスの恐ろしさを何処まで実感できているかは疑問で、心の何処かで自分だけは大丈夫だと思っている部分もあるような気がします。

7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令され、以前から言われ続けてきた外出自粛要請への気持も少しずつ受け止めることが出来るようになってきました。三密(密閉、密集、密接)には以前から気をつけていて、電車やバスなどに乗ったのも2月12日に銀座でのEOS学園に行った時が最後です。3月に入ってからは写真教室やクラブの例会も全て中止か延期になり、三密の電車に乗ることもなくなりました。撮影などで出掛けるときには車で行き、三密にならないように気をつけています。その撮影も人が多く集まりそうな場所はさけ、多少いても三密とはほど遠い広い空間が得られる海辺や山間部、広い公園などを選んでいます。

外出の自粛とはいえ、連日自宅にこもっているのも辛く、近所の掛かり付け医院の先生からも公園などに行って陽に当たり、歩いて運動したほうがよいとのアドバイスも受けています。5日に一度くらいは近所の広い公園にカメラを持って出掛け、1時間くらい新緑などの撮影を楽しんでいます。本音では泊まりがけで出掛けたいのですが、今年は当分じっとガマンです。特に特定警戒都道府県に指定された緊急事態宣言の対象になった地域の人達が、指定されていない地域に行くのは控えたほうがいいでしょう。ウイルス菌を持ち込むなと、他県ナンバーの車を見ると嫌がられるそうで、その気持ちはよく分かります。東京、大阪、名古屋など都市圏の方々が電車に乗って遠くに出掛けるのも、やはり自粛したほうがベストでしょうね。

しかし、このような状況でも観光地には結構人がいる様子がテレビで伝えられるのを見るとびっくりです。日光東照宮が実に多くの参拝者数で、遂に拝観停止になり、長野の善光寺も禁止になりましたね。地元神奈川県の観光地にも他県から来る人も多く、公共駐車場も次々に閉鎖になってきたようです。

朝夕の通勤電車はまだまだ三密で、このような電車に乗って通勤しなくてはならない方々が気の毒です。かなり思い切ったことをしない限り、なかなか収束にも向かわないでしょうね。先日のTV番組で、下記が紹介されていました。

ノーベル賞を受賞された本庶佑先生の「新型コロナに対する緊急提言」
http://www2.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/20200406_COVID-19.pdf

これくらい思い切ってやらないと終息どころか収束に向かうのも難しいような気がします。

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