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 No.689

三輪 薫(みわ かおる)


No.689 3つの写真展 2020/8/27

新型コロナウイルスの感染が収束せず、世の中まだ自粛の雰囲気に包まれていますが、余りにも自粛が過ぎると閉塞感に溢れ、ストレスも溜まってきます。気軽に気分転換できるのは三密を避けての外出で、人出がまだ少ない美術館やギャラリーで作品鑑賞をするのはお勧めだと思います。映画や観劇やコンサートなども定員の半分か三分の一くらいの人数ならそれほどの心配はしなくてもいいのではないかと思っています。

8月28日からは写真弘社の銀座のギャラリー・アートグラフで東急セミナーBE青葉台教室の22回目の写真展が始まります。当初は6月下旬に開催予定でした。31日からは日本橋の小津ギャラリーで僕の個展「水光」と主宰しているフォトワークショップ「風」の伊勢和紙による写真展を開催します。この写真展も4月に予定しましたが、緊急事態宣言のこともあり、今回の会期に延期しました。9月11日からは富士フォトギャラリー銀座でハッセルブラッドフォトクラブジャパンの第27回フォトコンテスト写真展が始まります。この審査を昨年から担当しています。

美術館や巷のギャラリーなども一時期には閉館となっていましたが、最近では多くが開館になってきています。しかし、まだ警戒感があるためか、来場者は多くないようです。先日小津ギャラリー展の作品のマット加工依頼にフレームマンに行った折、銀座にある2つのギャラリーに寄って見たら誰もいませんでした。展示作品を独り占めで鑑賞できたわけです。しかし、これでは出品者にとっては大変物足りなく感じます。写真展を開催する以上、出来るだけ多くの方々に見ていただきたいのが本音です。通勤時間を避けた昼間なら電車などの乗車率も低く、作品鑑賞もじっくり出来ると思います。是非お出かけ下さい。連日会場に詰めていますので、みなさんのお越しをお待ちしています。

小津ギャラリー展では、連日プリントデモを行う予定でしたが、伊勢和紙の大豐和紙工業株式会社社長の中北喜得さんが急遽上京できなくなり、中止となってしまいました。最終日に毎回行っている伊勢和紙セミナーも三密を避けるために今回は出来ないのが残念です。

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