No.692　「わの会」写真展　2020/11/22

巷のギャラリーや美術館も７月頃から徐徐に開館を始めたようで、８月31日から９月５日まで日本橋の小津ギャラリーで開催した僕の個展「水光」と主宰しているフォトワークショップ「風」展は、緊急事態宣言が出た４月の会期を延期して開催しましたが、会期を迎えてみると前後がかなりキャンセルされていて驚きました。主催者の気持ちは分かりますが、コンサートなどと違い、美術館やギャラリーでは三密などにはならず、ゆったりと作品と向き合っていただけると思い、それほどの心配はないと思っています。「わの会」写真展を12月３日から９日まで四ツ谷のポートレートギャラリーで開催しますが、この会場は今月初めから３週間分の開催がキャンセルとなって閉館状態です。

僕が主宰している「わの会」とフォトワークショップ「風」は僕の判断で開催することが出来ますが、専任講師を務めていても決定権はなく、写真展開催をキャンセルしたクラブもあります。しかし、心がすさんだ世の中だからこそ、絵画や写真を見たり、音楽を聴いたりすることが心の安らぎに繋がるのではないかと思っています。だからこそ、開催する意義もあると考えています。来場者にしても昼前後の電車は空いていて、三密の心配も余りなく、当然ながら会場も三密ではないでしょう。今回の「わの会」展には全日会場にいる予定です。出品者による当番も３交代制にし、会場に詰める各自の時間を少なくし、開館時間と閉館時間には僕ら夫婦がいて、みなさんには混まない電車で通っていただくつもりです。