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 No.717

三輪 薫(みわ かおる)


No.717 「わの会」写真展、終了 2022/12/26

8日に始まった第12回「わの会」写真展も無事終えることが出来ました。「わの会」写真展は隔年に開催していて、2年前の前回展はコロナ禍の初年度とあって世の中の警戒感がかなり強く、それまでと比べると来場者が激減してしまいました。この年には休館になってしまうギャラリーも多く見られたほどでした。コロナ禍も3年近くなったため少しコロナ慣れしたせいなのか、街中で見る人たちも多くなっていて、今回は会場が賑わうことも結構ありました。来場者数は前回に比べると多く、嬉しかったですね。

僕が監修するグループ展は、プリント用紙が従来の銀塩ペーパーだけではなく、画材紙や和紙を作品内容に応じて選んでいます。年々、画材紙や和紙を選ぶことが多くなっているような気がします。プリントをお願いしているプロラボの堀内カラーフォトアートセンターによると、和紙や画材紙のプリント注文が近年少しずつ増えてきたとのことですが、今回ご来場の方々からは初めて見たとの言葉が多く、とても新鮮に感じて頂けたと思います。今回は53点展示していて、銀塩のカラーペーパー使用のラムダ出力による作品は5点のみでしたが、同じ会場に画材紙や和紙の作品を展示したことでそれぞれの用紙から受ける印象が変わり、相乗効果を生んでいると思います。自家処理に挑戦する方の用紙はラボでのプリントのように制限がなく、自由に選ぶことができるのもいい点です。

今回も出品者の友人知人の方々が多くご来場で、写真展を機に久しぶりに会えるのは嬉しく、写真展でしか会えないこともあるようですね。賑やかで楽しそうな笑顔を眺めているのもいいものです。「わの会」の会員数は発足の数年後からすると年々減少し、現在は1/3くらいになっていて、150数人です。それでも出品者数は前回とあまり変わらず52名で、遠方からの出品も結構あります。全ての方々がご来場いただけるとは限らず、作品は「わの会」ホームページにてご覧いただけるようにしています。展示作品は返却後には是非ご自宅にも飾っていただきたいと、初回から額付きでプリント制作しています。会場のリース額だと返却後には仕舞われてしまうことが大半だからです。ご自宅に飾った作品を友人知人に見ていただくと会話も増え、気に入っていただいた方にはプレゼントしてもいいですね。生活空間に作品が飾ってあると気持ちが豊かになった気がします。


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